トロフィー・優勝カップ・メダル等のアンチモニー製品の製造工程
2009年12月18日
<製造工程>
- 原型は木型・石膏型の2種類があり、デザインによって使い分ける。
- 原型から金型を製作する。
- 金型を彫刻・研磨などで仕上げ、鋳型の完成。
- 鋳型に溶かしたアンチモニーを注入する。
- 鋳型から取り外し、バリを取る。
- バフで研磨加工をする。
- めっき加工(必ず下地の銅めっきを付ける)をする。
- 着色処理めっき仕上げの場合は、透明エナメルで錆止め加工をする。
[アンチモニーの材質]
焼地金(一割地金):鉛90%+ アンチモン10%
戻し地金(二割地金):鉛80%+ アンチモン20%
鉛100%では軟らか過ぎる為、作る製品により上記の2通りの地金を使い分ける。
焼吹き・戻し吹きも全て鋳物加工である。
(主な地金使用例)
「特 徴」
アンチモニーは他の金属鋳物には出来ない細かな模様や彫刻された文字等も鮮明に仕上がる。
別注品等で納期が短く、金型代も安く、注文数の多少に関係なく製品に出来る。