成形ガラス製品の種類

一定温度で凝固結晶せず、次第に粘性を増し、非結晶固形無機物化する物を成形ガラスと呼ぶ

  1. 原料
      主原料:硅砂・ソーダ灰・石灰石
      副原料:硝石・ホウ硝・亜ヒ酸・セレン・マンガン・銅・コバルト
  2. 性質
      ・非常に硬く、もろい。通気性・通水性・吸水性がゼロである。
       (例外:多孔質ガラス・特殊濾過用ガラス・吸着用ガラス)
      ・急熱・急冷した場合、割れやすい。
      ・光透過率が非常に高い。
      ・フッ酸化水素水には著しく腐蝕される。
      ・高温度の性質。
       (一定の融点を示さず粘性が増したり、減少して固形化・液化する)
        融解温度:1,400~1,500℃
        軟化温度:700℃
        作業温度:1,000~1,200℃
        徐冷温度:500℃
  3. 材質による種類
      ・ソーダガラス
        一般に並ガラスといわれる通常のガラスは、このソーダガラスの事である。
      ・クリスタルガラス
        鉛の含有量が24%以上がクリスタルガラスと言われ、光の屈折率が大きく、
        輝きが増す為、カットガラスに適している。
      ・アルミナホウ硅酸ガラス
        熱線膨張率が低い性質を利用して、耐熱ガラスに使用される。
      ・パイロセラム
        酸化チタン塩・ジルコン酸等を触媒にしてガラスを結晶化しており、
        非常に熱・ショックに強く、鍋・ポット・宇宙ロケット等に使用される。
      ・カリガラス
        ソーダガラスに比べ光の屈折率が大きく、クリスタルが発明されるまでは
        カットガラスに使用された(例:過去のチェコガラス)。
  4. 成形の種類
      ・回し吹き
        型の内部にガラスを吹込み回しながらの成形(コップ・ワイングラス等)。
      ・宙吹き
        ガラスをポンテに取りダルマ窯で熱を保ち成形(花器等)。
      ・型押しプレス成形
        ガラスを型に受け、押込み成形(灰皿・皿・鉢・コップ等)。
      ・圧迫成形
        ガラス種の軟らかいうちに圧縮空気を吹込み形に応じて成形(ビン類等)。
      ・吹込み成形
        圧迫成形と同様で、人間の技術で成形(コップ類等)。
      ・スピン成形
        遠心力利用の成形。
      ・オートメーション成形
      ・被せガラス
        スキ生地に色ガラスを合わせ、巻き付けた物。