合金の種類と特徴

合金はある金属に他の金属や非金属を溶かし合わせた金属である。


ホワイトゴールド
 主に宝飾品として利用され、金を主体とする白い合金である。

  • 18金(K18WG)
  • 金:75%・ニッケル又はパラジウム:25%の合金。
  • 鮮明な白色・硬く加工は難しい。
  • 14金(K14WG)
  • 金:58.33%で、残り約41.66%は、ニッケル・パラジウムに、銅・亜鉛の合金。
  • 軟らかく、加工しやすいが、白さが劣り装身具には向かない。

スターリングシルバー
 銀:925・銅:75の割合で混ぜられた合金。シルバー925と呼ばれる。
 純銀は軟らかすぎて耐久性や強度にかける為、合金の形で、宝飾品、食器等に加工される。

白銅
 銅を主体としたニッケル10%~30%含む合金。
 ニッケル量の多いものは銀に似た輝きを放つ為、銀の代用として貨幣等に使用(100円・50円硬貨:白銅)。
 海水に対する耐蝕性が高く、海水淡水化の設備や船舶関連の部品に多く使用されている。

青銅
 銅:60%~65%・亜鉛:25%~30%・鉛:5%~10%・錫:5%~10%の合金。
 青銅は銅が主成分である。錫の含有量によって硬度が変わり、少ないと軟らかく展延性があり、多いと硬度が上がる。
 青銅は適度な流動性があり、展延性と鋳物に適した融点の低さが特徴である。

丹銅
 銅:95%・亜鉛:5%の合金。着色すると赤味を帯びた独特の色合いになる。
 黄銅よりも亜鉛の量が少ない合金であり、展延性・絞り加工・耐蝕性に優れている為、七宝製品・建材・装身具等に用いられる。

赤銅
 銅:95%~97%・金:3%~5%・銀:1%加えた高価な合金。
 象嵌細工等の工芸品に用いられ、発色処理を加えると青紫の色を呈する。

黄銅(真鍮)
 銅:60%~70%・亜鉛:30%~40%の合金(6.4合金・7.3合金とも呼ばれる)。
 展性(圧延によって破壊することなく、板ないし箔に出来る金属の性質)延性に富み、細線板・箔に加工しやすい。侵蝕されにくく耐蝕性も高く、絞り加工・機械・器具等に向く。又、流動性に富み精密な鋳物に向く。

ステンレス
 鉄にクロムを10.5%以上含有させた合金。
 クロム含有量を多くし錆びにくい鋼として優れた耐蝕性を有す。
 本質は、ステンレス鋼、表面生成している不動態皮膜によって達成される。

ダイキャスト
 真鍮・亜鉛・アルミニウム・マグネシウムなどの非鉄金属素材。
 ダイキャストは金型鋳造法の一つで、金型に溶融した金属を圧入する事により高い精度の鋳造を短時間に大量生産する鋳造方式の事である。

洋銀(洋白)
 銅:62%・ニッケル:14%・亜鉛24%の合金
 美麗な銀白色の光沢があり、軟らかな素材。耐蝕性・比重も大きく加工性に富み、自在性があり、細かい装飾に向いている。
 洋食器・装飾品などに広く使用される。

ジュラルミン
 アルミニウムと銅・マグネシウムの合金。
 純アルミニウムは軽量であるが強度は大きくない。これに銅等を加え、熱処理(溶体化処理)をすることにより、軽量でありながら、十分な強度を持たせる事が出来る。
 その強度と軽さから、航空機やケース類の材料に使用される。

はんだ
 一般に、錫60%・鉛40%のヤニ(活性ロジン)入りが用いられる。
 金属同士の接合材として使用される。

ピューター
 錫:91%・アンチモン:7%・銅:2%加えた合金。
 以前は、鉛を含んでいたが、現在は含まないのが一般的。
 ピューター鋳物は、銀白色の美しい金属光沢を持ち、柔軟で適度な強さもある。