主な電気鍍金

金鍍金
 金の薄層を他の金属の表面に固着させる事。電気鍍金は金板か黒鉛板を陽極とし、 目的の金属製品を陰極として、金シアン化カリウムを主成分とする水液中に直流電流を通じて行う。長期間外気にさらして置くと変色する為、クリア塗装等変色防止する場合がある。

銀鍍金
 銀の持つ独特の色調は古来より尊ばれ、金と並んで装飾全般に使用。管楽器に施すと、音色が良くなり、水分中の微生物も殺菌され衛生上良いが硫化に弱く、空気中の各種ガスで表面が変色する。変色防止の為、透明樹脂塗装(クリアラッカー等)コーティングする方法もある。

銅鍍金
 ニッケル鍍金等の下地鍍金として用いられる。又最終的に銅鍍金仕上げの場合、変色しやすい為、銀鍍金同様クリアラッカー等のコーティングが必要となる。

ニッケル鍍金
 主に光沢効果と、鍍金面を硬くする役割として下地鍍金として用いられる。

ロジウム鍍金
 常温で変色する事がなく、銀鍍金に次いで銀白色を有し硬度、耐触性、耐磨耗性、均一電着性に優れ、装飾品、美術工芸品等に活用されている。

パラジウム鍍金
 弱腐蝕性で変色しにくい。電気接点等に利用される。

クロム鍍金
 利用面から2つの性質がある。

  1. 装飾クロム鍍金:青白い光沢、変色もなく腐蝕にも強い。アクセサリーに多く利用されている。
  2. 硬質クロム鍍金:美観と高い光沢が有り、硬くて耐磨耗性が大きく、工業用鍍金に用いられる。

黒クロム鍍金
 漆黒調の皮膜が得られる。耐磨耗性は、普通のクロム鍍金に及ばないが、耐蝕性には優れている。自動車・オートバイ・各部品・弱電部品・通信部品に幅広く利用されている。